展覧会

モネ没後100年 
クロード・モネ -風景への問いかけ

 

会場:アーティゾン美術館 6・5階展示室 会期:2/7(土)~5/24(日)

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クロード・モネ《トルーヴィル、ロシュ・ノワールのホテル》画像

【日本初公開】クロード・モネ《トルーヴィル、ロシュ・ノワールのホテル》 1870年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Gabriel de Carvalho / distributed by AMF


フランス・パリのオルセー美術館から
世界最高峰のモネ・コレクションが一挙来日
!!

東京都中央区のアーティゾン美術館では現在、モネ没後100年「クロード・モネ -風景への問いかけ」が開催されている。
印象派の巨匠クロード・モネ(1840‒1926)は、自然光の移ろいに魅せられ、その美しさをカンヴァスにとどめようと生涯をかけて探求した。
オルセー美術館が「モネの没後100年という国際的な記念の年の幕開けを飾る展覧会」と位置づけるこの展覧会は、ル・アーヴル、アルジャントゥイユ、ヴェトゥイユ、ジヴェルニーなど、モネの創作を語る上で重要な場所と時代から、その画業の発展を丹念にたどるものだ。また、同時代の絵画や写真、浮世絵、アール・ヌーヴォーの工芸作品などの表現との関わりから、モネの創作の背景や動機を読み解き、現代の映像作家アンジュ・レッチアによるモネへのオマージュとして制作された没入型の映像作品も展示される。さまざまなジャンルの視覚表現を交錯させることで、モネの創作活動に新たな光を当てる、全く新しいモネの展覧会といえる。
モネの作品41点を含む、オルセー美術館所蔵の約90点に、国内の美術館や個人所蔵作品を加えた合計約140点で、風景画家としてのモネの魅力に迫るこの展覧会。近代化が進み、風景が大きく変わる時代に生きたモネは、変わりゆく風景とどう向き合い、それをどう作品に表現したのだろうか。自然環境が変動する今、モネのまなざしを通して「自然とどのように向き合うのか」という普遍的な問いが、現代を生きる私たちに投げかけられる

クロード・モネ《戸外の人物習作-日傘を持つ右向きの女》画像

クロード・モネ《戸外の人物習作-日傘を持つ右向きの女》 1886年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF

展覧会の見どころ

1)モネの画業を年代順に追い、風景画をどう革新したかに迫る
クロード・モネはその生涯を通じてさまざまな場所を訪れ、さまざまな方法で制作をおこなっている。この展覧会ではモネの画業を年代順に辿りながら、晩年の「睡蓮」の連作へとつながっていくテーマや技法を順を追って提示し、モネの風景画の革新性に迫る。

クロード・モネ《ノルウェー型の舟で》画像

クロード・モネ《ノルウェー型の舟で》 1887年頃、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF


2)同時代の画家たちの絵画や写真、浮世絵、アール・ヌーヴォーの美術工芸など、さまざまなジャンルの視覚表現と交錯させる、前例のない全く新しいモネの展覧会

モネの風景画制作は、穏やかな情景や、時に雪、風、雨といった猛威を振るう自然に向き合い、それをありのままに画布に留めた、と説明されがちである。しかしモネの風景画は、実は画家のたゆまざる探求による幅広い視覚的・芸術的教養から育まれたものだった。自然との対時を起点としながらも、モネは過去の、あるいは同時代の画家たちの影響にとどまらず、写真や浮世絵など新しい表現にも注目し、そうした変化の中で画家としての自分の立ち位置を明確にしたのだ。

ピーター・ヘンリー・エマーソン《睡蓮の採取》画像

【日本初公開】ピーター・ヘンリー・エマーソン《睡蓮の採取》 1886年、プラチナ・プリント、ガラス乾板より、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF


3)オルセー美術館が誇るモネ・コレクションから選りすぐりの作品が来日

オルセー美術館が所蔵するモネの絵画作品は76点。まさに世界で最も重要かつ網羅的なコレクションのひとつである。これは、モネの画家仲間ギュスターヴ・カイユボットをはじめ、多くの人々の寄贈により形成されたもので、オルセー美術館のコレクションを通じて、印象派を一人で要約しているかのようなモネの画業を辿ることが可能だ。今回はその中から日本初公開作品を含む選りすぐりの41点が来日する。

クロード・モネ《昼食》画像

【日本初公開】クロード・モネ《昼食》 1873年頃、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Franck Raux / distributed by AMF

展覧会の構成(全13章)

1. モチーフに最も近い場所で ─ ノルマンディーとフォンテーヌブローで制作した1860年代のモネ

2. 写真の部屋 ─ モティーフと効果


3.《かささぎ》とその周辺 ─ 雪の色

クロード・モネ《かささぎ》画像

クロード・モネ《かささぎ》 1868-69年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Adrien Didierjean / distributed by AMF


4. 風景画と近代生活 ─「飾られた自然と、都市の情景」(テオドール・デュレ)

クロード・モネ《サン=ラザール駅》画像

クロード・モネ《サン=ラザール駅》 1877年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Benoît Touchard / distributed by AMF


5. 四季の循環と動きのある風景 ─「ここが私のアトリエだ」(クロード・モネ)

6. 1880年代の風景探索 ─「表現された感覚の驚くべき多様性と大胆な新しさ」(オクターヴ・ミラボー)

7. ジャポニスム

8. 連作 ─ 反復 ─ 屋内風景

クロード・モネ《ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光》画像

クロード・モネ《ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光》 1904年、油彩・カンヴァス 、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF


9. ピクトリアリズムの風景写真

10. 写真の部屋2:ジヴェルニーの庭のモネ ─ エティエンヌ・クレメンテルのオートクローム

クロード・モネ《ジヴェルニーのモネの庭》画像

クロード・モネ《ジヴェルニーのモネの庭》 1900年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d'Orsay) / Adrien Didierjean / distributed by AMF


11. 池の中の世界 ─ 睡蓮

クロード・モネ《睡蓮の池、緑のハーモニー》画像

クロード・モネ《睡蓮の池、緑のハーモニー》 1899年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Stéphane Maréchalle / distributed by AMF


12. 映画の中の風景 ─ 動きのある風景

現代作家アンジュ・レッチアがクロード・モネにオマージュを捧げる映像作品を展示する。 1952年生まれのアンジュ・レッチアは、パリとコルシカ島を拠点に活動する映像作家・美術作家。1986年にはヴェネツィア・ビエンナーレのフランス館においてフランス代表として出展した。彼の作品は、世界中の主要な美術館に所蔵・展示されている。
睡蓮の池が着想源となる《(D’) après Monet(モネに倣って)》は、モネ自身、彼の家、睡蓮、そして「水と反射の風景」が、自然の観察(sur nature)と幻想のあいだで、見る者の心に残る連なりを形づくる、没入型の魅惑的な映像作品。日本では初めての公開となる。

アンジュ・レッチア《(D’) après Monet(モネに倣って)》画像

アンジュ・レッチア《(D’) après Monet(モネに倣って)》 2020年 © ADAGP, Paris 2022 © Ange Leccia


13.「風景のなかの生」─ モネの生涯

同時開催「カタリウム」

タイトルの「カタリウム」とは、「語り」と、空間を表す「リウム(-arium)」から作られた言葉であり、展覧会は「語りの場」をテーマとしている。
江戸時代の大名家で制作されたと考えられる屛風や、明治・大正期に神話をテーマに描かれた油彩画と日本画、そして、ベン・シャーンの版画集も展示される。また、因陀羅の《禅機図断簡》や《鳥獣戯画断簡》など、かつて巻物として一つの作品だった仲間の断簡も揃う。さまざまな時代とジャンルによるにぎやかな「語りの場」をぜひ楽しんでほしい

[information]
モネ没後100年 クロード・モネ -風景への問いかけ
・会期 2月7日(土)~5月24日(日)
・会場 アーティゾン美術館 6・5階展示室
・住所 東京都中央区京橋1-7-2
・時間 10:00〜18:00(3月20日を除く金曜日、5月2日[土]・9日[土]・16日[土]・23日[土]は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
・休館日 2月16日(月)、3月16日(月)、4月13日(月)、5月11日(月)
・入館料 日時指定予約制/ウェブ予約チケット2,100円、窓口販売チケット2,500円、学生無料(要ウェブ予約)
※アーティゾン美術館ウェブサイトより来館前にウェブ予約チケットの購入を推奨(空きがあれば当日でも購入可能)
※中学生以下はウェブ予約不要
※この料金で同時開催の「カタリウム」展も鑑賞可能
・TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
・URL https://www.artizon.museum/exhibition_sp/monet2026/