展覧会

テート美術館 - YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート

会場:国立新美術館 会期:2/11(水・祝)~5/11(月)

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展覧会メインビジュアル

「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展覧会メインビジュアル①


常識は覆される。
世界が目撃した、その衝撃がここに

東京六本木の国立新美術館では、現在「テート美術館 - YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」が開催されている。この展覧会は、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当てる企画。サッチャー政権時代(1979-90年)を経験して緊張感漂う英国社会では、既存の美術の枠組みを問い、作品の制作や発表において実験的な試みをする作家たちが数多く登場した。当時「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たち、そして、彼らと同時代のアーティストたちは、大衆文化、個人的な物語や社会構造の変化などをテーマとし、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いて独創的な作品を発表してきた。今回、会場では約60名の作家によるおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の革新的な創作の軌跡が検証される

ジュリアン・オピー《ゲイリー、ポップスター》画像

ジュリアン・オピー《ゲイリー、ポップスター》 1998-99年、テート美術館蔵
© Julian Opie

出品作家(姓アルファベット順)

サラ・エインズリー、フランシス・ベーコン、リチャード・ビリンガム、スタパ・ビスワス、ブラック・オーディオ・フィルム・コレクティヴ、ヘンリー・ボンド、クリスティン・ボーランド、アンジェラ・ブロック、ヘレン・チャドウィック、ディノス・チャップマン、ジェイク・チャップマン、マット・コリショウ、キース・コヴェントリー、マイケル・クレイグ=マーティン、マーティン・クリード、ジェレミー・デラー、キャシー・ド・モンショー、トレイシー・エミン、シール・フロイヤー、マーク・フランシス、アニャ・ガラッチョ、ギルバート&ジョージ、リアム・ギリック、ダグラス・ゴードン、ルーシー・ガニング、リチャード・ハミルトン、モナ・ハトゥム、ルベイナ・ヒミド、ダミアン・ハースト、ゲイリー・ヒューム、デレク・ジャーマン、サラ・ジョーンズ、アニッシュ・カプーア、ジム・ランビー、マイケル・ランディ、マーク・レッキー、サラ・ルーカス、スティーヴ・マックィーン、リサ・ミルロイ、シーマス・ニコルソン、クリス・オフィリ、ジュリアン・オピー、コーネリア・パーカー、サイモン・パターソン、グレイソン・ペリー、スティーヴン・ピピン、マーク・クイン、ジュリー・ロバーツ、デイヴィッド・ロビリヤード、ジョニー・シャンド・キッド、デイヴィッド・シュリグリー、ジョージナ・スター、ヴォルフガング・ティルマンス、ギャヴィン・ターク、マーク・ウォリンジャー、ジリアン・ウェアリング、レイチェル・ホワイトリード、エリザベス・ライト

YBAとは

1988年8月、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで学んでいたダミアン・ハーストは、ロンドン東部の倉庫街で学生や卒業生の作品を発表する展覧会「フリーズ」展を企画した。ハーストや同世代の作家たちは、全く新しい視点で素材を選び、制作し、発表の機会を積極的に開拓していったのである。1992年に『アート・フォーラム』誌上で美術史家のマイケル・コリスは彼らを「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼び、サーチ・ギャラリーで開催された同名の展覧会によりYBAという言葉は一般に広がっていった。YBAの作家たちの自由な活動によって、90年代の英国のアートシーンは世界的な注目を集めるようになったのである。

ダミアン・ハースト《後天的な回避不能》画像

ダミアン・ハースト《後天的な回避不能》 1991年、テート美術館蔵
Photographed by Prudence Cuming Associates © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS/Artimage 2026

テート美術館とは

テート美術館は、英国を代表する国立美術館の一つであり、英国政府が所有する1500年以降の英国美術、および世界各地の近現代美術のコレクションを収集・保存・公開している。国内には4つの美術館を展開しており、その第一の拠点であるテート・ブリテンは、ロンドンのミルバンクに位置し、1897年の開館以来、英国美術のナショナル・コレクションの本拠地となっている。最大規模を誇るテート・モダンは、ロンドン中心部のテムズ川沿いにある旧発電所を再利用し、2000年に開館。近現代美術を専門とする美術館としては、世界で最も多くの来館者を誇る施設である。

テート・モダン外観

テート・モダン Photo © Tate

展覧会のみどころ

英国美術の世界的中心地テート発の“UK90's”
テート美術館が自ら編んだ、YBAと90年代英国アートの決定版。

伝説のスターアーティストの競演
ダミアン・ハースト、ジュリアン・オピー、ルベイナ・ヒミド、スティーヴ・マックイーン、トレイシー・エミン、ヴォルフガング・ティルマンスなど、世界のアート史に名を刻むアーティストの作品が集結。

音楽×サブカル×ファッションの熱狂と呼応するアート
UKカルチャーが溢れた黄金期の息吹。90年代の英国で起こったアート、音楽、ファッションの革命的ムーブメントの核心を体験できる、唯一無二の展覧会だ。

展示構成

この展覧会では、90年代の英国美術の独自性を 6つのテーマを通じて検証。各章をつなぐ重要な作品が「スポットライト」として紹介される。

[序章] フランシス・ベーコンからブリットポップへ

[第1章] ブロークン・イングリッシュ:ニュー・ジェネレーションの登場

ギルバート&ジョージ《裸の目》画像

ギルバート&ジョージ《裸の目》 1994年、テート美術館蔵
Photo: Tate © Gilbert & George

 

[スポットライト] ハンズワースの歌 ブラック・オーディオ・フィルム・コレクティヴ

ブラック・オーディオ・フィルム・コレクティヴ《ハンズワースの歌》画像

ブラック・オーディオ・フィルム・コレクティヴ《ハンズワースの歌》 1986年、テート美術館蔵
© Smoking Dogs Films; Courtesy Smoking Dogs Films and Lisson Gallery


[第2章] おおぐま座:都市のイメージをつなぐ

レイチェル・ホワイトリード《A:クラプトン・パーク・エステート、マンデヴィル通り、ロンドン E5;アンバーゲート・コート;ノーバ リー・コート、1993年10月》画像

レイチェル・ホワイトリード《A:クラプトン・パーク・エステート、マンデヴィル通り、ロンドン E5;アンバーゲート・コート;ノーバ リー・コート、1993年10月》 1996年、テート美術館蔵
Photo: Tate © Rachel Whiteread


[第3章] あの瞬間ときを共有する:音楽、サブカルチャー、ファッション

ジェレミー・デラー《世界の歴史》画像

ジェレミー・デラー《世界の歴史》 1997-2004年、テート美術館蔵
Photo: Tate © Jeremy Deller

 

[スポットライト] なぜ私はダンサーにならなかったのか トレイシー・エミン

トレイシー・エミン《なぜ私はダンサーにならなかったのか》画像

トレイシー・エミン《なぜ私はダンサーにならなかったのか》 1995年、テート美術館蔵
© Tracey Emin


[第4章] 現代医学

デレク・ジャーマン《運動失調―エイズは楽しい》画像

デレク・ジャーマン《運動失調―エイズは楽しい》 1993年、テート美術館蔵
Photo: Tate © The estate of Derek Jarman. Courtesy of The Keith Collins Will Trust

 

[スポットライト]  スティーヴ・マックイーン

スティーヴ・マックイーン《熊》画像

スティーヴ・マックイーン《熊》 1993年、テート美術館蔵
© Steve McQueen. Courtesy the artist, Thomas Dane Gallery and Marian Goodman Gallery


[第5章] 家という個人的空間

サラ・ルーカス《煙草のおっぱい(理想化された喫煙者の椅子Ⅱ)》画像

サラ・ルーカス《煙草のおっぱい(理想化された喫煙者の椅子Ⅱ)》1999年、テート美術館蔵
© Sarah Lucas. Courtesy Sadie Coles HQ, London

 

[スポットライト] コールド・ダーク・マター:爆発の分解イメージ コーネリア・パーカー

コーネリア・パーカー《コールド・ダーク・マター:爆発の分解イメージ》画像

コーネリア・パーカー《コールド・ダーク・マター:爆発の分解イメージ》 1991年、テート美術館蔵
Photo: Tate © Cornelia Parker. Courtesy Frith Street Gallery


[第6章] なんでもないものから何かが生まれる:身近にあるもの

トレイシー・エミン《モニュメント・バレー(壮大なスケール)》 画像

トレイシー・エミン《モニュメント・バレー(壮大なスケール)》 1995-97年、テート美術館蔵
Photo: Tate © Tracey Emin

 

[スポットライト] 王国への入り口 マーク・ウォリンジャー

 

[information]
テート美術館 - YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート
・会期 2月11日(水・祝)~5月11日(月)
・会場 国立新美術館
・住所 東京都港区六本木7-22-2 企画展示室2E
・時間 10:00〜18:00(毎週金・土曜日は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
・休館日 火曜日(ただし5月5日[火・祝]は開館)
・観覧料 一般2,300円、大学生1,500円、高校生900円
※中学生以下は入場無料
※障害者手帳を持参の方(付添1名含む)は入場無料
※3月25日(水)~3月27日(金)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
・TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
・URL 展覧会公式サイト https://ybabeyond.jp