展覧会

収蔵作品による
小林清親展【増補】-サプリメント-

会場
練馬区立美術館
会期
11/23(火・祝)〜1/30(日)

《九段坂五月夜》

《九段坂五月夜》大判錦絵 明治13年(1880)

 

明治期を代表する浮世絵師、小林清親は“最後の浮世絵師”とも呼ばれ、明治生まれの若い芸術家たちに大きな影響を与えた。淡く明るい色調や光と影、天候や時間をも表現した、まるで水彩画のような東京名所シリーズは“光線画”といわれ、人々の絶賛を浴びたのだ。それ以降も、戦争画や歴史画をはじめ、カリカチュア、戯画などを描き続けた。

《自画像》

《自画像》紙本淡彩 明治末年頃

 

練馬区美術館は、2015年に清親の没後100年を記念して開催した「小林清親展 文明開化の光と影をみつめて」が機縁となり、その清親の作品や資料、遺品約300件の寄託を受けることとなった。

本展は、2015年に開催された展覧会のサプリメント(増補)として「画家の肖像」「光線画の衝撃」「清親作品の源泉、スケッチブックと下絵」「未公開の画業」「清親の肉筆画」「画家の身の回り」といった構成で展観される。世に「小林清親写生帖」として知られるスケッチブックをはじめ、初公開となる下図や肉筆画、印章などの貴重な作品・資料にも注目してほしい。

《写生帖》

《写生帖》水彩、紙 全9冊 明治11~大正2年(1878~1913)頃

《上州榛名神前杈鉾岩》

《上州榛名神前杈鉾岩》水彩、紙 明治20~30年(1887~1897)頃

 

[information]
収蔵作品による 小林清親展【増補】-サプリメント-
・会期 2021年11月23日(火・祝)~2022年1月30日(日)
・会場 練馬区美術館 2階展示室
・住所 東京都練馬区貫井1-36-16
・時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
・休館日 月曜日
・観覧料 無料
・URL https://www.neribun.or.jp/museum.html

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