
日本画の古典技法に学び、現代の何気ない日常を独自のまなざしで捉える日本画家・川上椰乃子。彼女の個展が、東京のREIJINSHA GALLERYで5月9日(金)から開催される。
彼女が描くのは、見過ごしてしまいそうな、けれど愛おしい日々の断片だ。その作品の魅力は、心に染み入るような柔らかな色彩、心地よい余白、観る者の想像をかきたてる物語性にあるだろう。
個展に際し、川上は次のように述べている。
この度、REIJINSHA GALLERYにて二度目の個展の機会を賜りました。
私は現在、身近なモチーフや情景を主たるテーマとして扱っております。今回は、それらと向き合った際に垣間見られる様々な表情に焦点を当てて、制作に取り組みました。
向き合った対象の異なる面が見えたとき、それまでの常識が覆されることも、想定内で安心することもあります。悪いことの中にある良いことやその逆も然り、いずれも対象の中に新しい相手を見つける事が生活に広がりをもたらすのかも知れません。今回は表現において、自分なりに違ったアプローチで取り組んだものも複数点ございます。
皆様のいつも見る風景が、より豊かになる一助となれば幸いです。
令和7年5月 川上椰乃子
見慣れたものたちが見せる新たな表情に触れたとき、我々の世界はより広く彩り豊かになるに違いない。

《風穴》2025年 墨、顔料/白麻紙 161.0×46.0cm
[profile]
川上 椰乃子 Yashinoko Kawakami
1995年
東京都生まれ
2018年
東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
2019年
FACE2019損保ジャパン日本興亜美術賞展(東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館/東京)
Seed山種美術館日本画アワード2019未来をになう日本画新世代(山種美術館/東京)
2020年
東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画修士課程修了
FACE展選抜作家小品展2019(REIJINSHA GALLERY/東京)
第1回三越伊勢丹・千住博日本画大賞展(日本橋三越本店/東京)
個展「小さな話」(銀座中央ギャラリー/東京)
2021年
個展(フリュウ・ギャラリー/東京)
第30回奨学生美術展(佐藤美術館/東京)
個展(REIJINSHA GALLERY/東京)
2023年
東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画博士課程修了
個展(画廊宮坂/東京)
個展(松坂屋上野店/東京)
2024年
個展「旅の途中」(海風美術店/三重)
第11回郷さくら美術館桜花賞展(郷さくら美術館/東京)
個展「-家族へ-」(新生堂/東京)
現在、東京都にて制作
東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画研究室教育研究助手
[information]
川上椰乃子 黄金風景
・会期 5月9日(金)~5月23日(金)
・会場 REIJINSHA GALLERY
・住所 東京都中央区日本橋本町3-4-6 ニューカワイビル1F
・電話 03-5255-3030
・時間 12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
・休廊日 日曜、月曜
・URL https://linktr.ee/reijinshagallery