展覧会

どこ見る?どう見る?西洋絵画!
ルネサンスから印象派まで 
サンディエゴ美術館 feat.国立西洋美術館

 

会場:京都市京セラ美術館 会期:6/25(水)〜10/13(月・祝)

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ポスター画像
日米ふたつの美術館の所蔵作品でたどる西洋美術史

アメリカ西海岸で最初期に収集された、充実したヨーロッパ絵画のコレクションを有するサンディエゴ美術館。同館の貴重な所蔵作品を、現在、京都市京セラ美術館で開催中の展覧会「どこ見る?どう見る?西洋絵画! ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 feat.国立西洋美術館」で見ることができる。しかもこの展覧会に出品されるサンディエゴ美術館所蔵の作品はすべてが日本初公開。その中でも、ジョットやジョルジョーネの作品はいずれも北米には数点しか所蔵されない貴重な作例であり、サンチェス・コターンの静物画は、17世紀スペインの静物画の代表作として世界的に最もよく知られた傑作である。こうしたサンディエゴ美術館コレクションに、東アジアでは唯一の体系的なヨーロッパ絵画コレクションである国立西洋美術館の所蔵品6点を加えることで、展示全体がより充実した構成となった。
異なる文化や歴史の中で描かれた西洋絵画をどのように見ると楽しめるか、鑑賞のヒントを提案するこの展覧会。ルネサンスから19世紀印象派まで、約60点の作品で 600年を旅するようにたどりながら、あなただけの「どこみる」を、ぜひ会場で探してみてほしい。

ジョルジョーネ《男性の肖像》画像

ジョルジョーネ《男性の肖像》 1506年
油彩/板 サンディエゴ美術館 © The San Diego Museum of Art

展示構成

Chapter 1:ルネサンス
西洋近代美術の礎は、14~16世紀にかけてイタリアとネーデルラント(現在のベルギー、オランダ)で起こった革新運動によって築かれ、ヨーロッパ各地へ伝播した。この章では、ジョットからボス(工房)まで、両地域のルネサンス絵画の展開を探る。

ルカ・シニョレッリ《聖母戴冠》画像

ルカ・シニョレッリ《聖母戴冠》 1508年
油彩、テンペラ/板 サンディエゴ美術館 © The San Diego Museum of Art


Chapter 2:バロック
サンディエゴ美術館の充実したバロック絵画コレクションを基に国立西洋美術館所蔵の優品を組み合わせながら、17世紀美術の展開をスペイン、イタリア及びフランス、フランドル及びオランダと、地域別に紹介する。
スルバランは17世紀スペイン絵画を代表する画家の一人で、主に南部のセビーリャで活躍した。多くのカトリック聖人像を描いたことから「修道僧の画家」とも呼ばれる。この展覧会では彼の作品4点が出品される。

フランシスコ・デ・スルバラン《聖母子と聖ヨハネ》画像

フランシスコ・デ・スルバラン《聖母子と聖ヨハネ》 1658年
油彩/カンヴァス サンディエゴ美術館 © The San Diego Museum of Art


Chapter 3:18世紀
この時代の美術をリードしたイタリア絵画とフランス絵画の展開に焦点を当て、両館のコレクションから風景画、肖像画、風俗画それぞれのジャンルにおける地域ごとの特徴を見ていく。
18世紀ヨーロッパでは、グランド・ツアーと呼ばれるイタリア旅行が流行。それに合わせてヴェドゥータと呼ばれる都市景観画が各地でもてはやされた。また、イタリア人画家ベロットは、水の都ヴェネツィアの名所を明るい陽光のもと迫真的に描き出した。

ベルナルド・ベロット《ヴェネツィア、サン・マルコ湾から望む岸壁》画像

ベルナルド・ベロット《ヴェネツィア、サン・マルコ湾から望むモーロ岸壁》 1740年頃
油彩/カンヴァス サンディエゴ美術館 © The San Diego Museum of Art


Chapter 4:19世紀

19世紀における人物表現に着目し、新しい時代に求められる近代性と古典的な絵画伝統のはざまで葛藤した画家たちの多様なあり方を探る。
革命期から第二帝政期にかけてフランスで活動したオノレ・ドーミエは、パリの都市生活を鋭い観察眼で捉えた油彩画を制作した。時を同じくして、ドミニク・アングルなどアカデミー派の画家たちは、伝統に根ざした理想的な人物像を確立した。少し時代が下るブーグローはアカデミーの規範に従った様式で描きながらも、農村の少女など純真で無垢なモデルを甘く感傷的に描いている。19世紀絵画の多彩な魅力を紹介する最終章だ。

ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル《フェイディアスの習作》画像

ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル《フェイディアスの習作》 1827年(1866年に拡大)
油彩/カンヴァス(板に貼付) サンディエゴ美術館 © The San Diego Museum of Art

展覧会のみどころ

◼️日本初公開のサンディエゴ美術館コレクションから54点が京都にやってくる。
◼️スペイン美術の名品が勢ぞろい。
エル・グレコ、スルバラン、ムリーリョ、ソローリャ……。サンディエゴ美術館は、実はスペイン美術の宝庫である。

フランシスコ・デ・ゴヤ《ラ・ロカ公爵ビセンテ・マリア・デ・ベラ・デ・アラゴン》画像

フランシスコ・デ・ゴヤ《ラ・ロカ公爵ビセンテ・マリア・デ・ベラ・デ・アラゴン》 1795年頃
油彩/カンヴァス サンディエゴ美術館 © The San Diego Museum of Art

◼️スペインの静物画、「ボデゴン」の最高傑作が来日。
「ボデゴン」とは、スペイン語で「酒蔵」を意味する「bodega」から派生した言葉で、野菜などの食材が描かれることが多い。特にフアン・サンチェス・コターンの《マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物》は、サンディエゴ美術館の顔ともいえる重要作。

フアン・サンチェス・コターン《マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物》画像

フアン・サンチェス・コターン《マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物》 1602年頃
油彩/カンヴァス サンディエゴ美術館 © The San Diego Museum of Art

◼️上記以外にも有名作家が続々登場。
ジョット、ジョルジョーネ、ルーベンス、ゴヤ、ロートレック……。ルネサンスから19世紀まで、西洋絵画600年の歴史を知る絶好の機会だ。

マリー=ガブリエル・カペ《自画像》画像

マリー=ガブリエル・カペ《自画像》 1783年頃
油彩/カンヴァス 国立西洋美術館

◼️ヒントを基に深堀りするからわかる西洋絵画の面白さ。
だから、初めての美術鑑賞にも適している。

フランシスコ・デ・スルバラン《神の仔羊》画像

フランシスコ・デ・スルバラン《神の仔羊》 1635–40年頃
油彩/カンヴァス サンディエゴ美術館 © The San Diego Museum of Art

 

[information]
どこ見る?どう見る?西洋絵画!  ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 feat.国立西洋美術館
・会期 6月25日(水)〜10月13日(月・祝)
・会場 京都市京セラ美術館 本館 北回廊1F
・住所 京都市左京区岡崎円勝寺町124
・時間 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
・休館日 月曜日(ただし、7月21日[月・祝]、8月11日[月・祝]、9月15日[月・祝]、10月13日[月・祝]は開館)
・観覧料 一般2,200円、大学生・高校生1,400円、中学生・小学生900円
※未就学児無料
※学生料金で入場する場合は学生証の提示が必要(小学生除く)
※障害者手帳等を持参の方は本人及び介助人1名まで無料(要証明)
・TEL 075-771-4334
・URL https://art.nikkei.com/dokomiru/