シュルレアリスト・ダリと人間・ダリという二つの顔を探る展覧会

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2024年は、アンドレ・ブルトンが『シュルレアリスム宣言』を発表して100年、サルバドール・ダリの生誕から120年という節目の年であった。
それを記念して「生誕120周年 サルバドール・ダリ ―天才の秘密―」という展覧会が、昨年4月に福島県の諸橋近代美術館を皮切りに全国を巡回。秋田、大分での開催を経て、今年2月8日からは神奈川県の横須賀美術館での展示が始まった。
この展覧会は、世界屈指のダリ・コレクションを形成する諸橋近代美術館の所蔵品を中心にダリの生涯を概観し、ダリの渡米以降の活動にも注目するもの。
ダリが観衆に魅せた「シュルレアリスト・ダリ」と、その背景にある「人間・ダリ」の複雑で繊細な内面を探り、世界中で愛されているサルバドール・ダリがいかなる芸術家であったのかを、彼の油彩、素描、版画、彫刻のほか、ミロやマグリットなどシュルレアリスムの作家の作品群などを合わせた約120点により明らかにする。
展覧会の見どころ
1. アジア最大のダリ・コレクションを誇る諸橋近代美術館からダリ作品を多数出品
この展覧会は「若き天才のペルソナ」「シュルレアリスムの新星」「進化と拡張の芸術家、ダリ」という3つの章で構成され、ダリの初期作品から晩年に至るまでの油彩、素描、版画、彫刻など幅広く紹介するものだ。
2. シュルレアリスム関連作家として、ミロ、マグリット、デュシャンなども紹介
ダリは1929年、パリでシュルレアリスムのグループに合流した。ブルトンを実質的主導者とするグループには、さまざまな表現者が集まっていた。この展覧会の2章「シュルレアリスムの新星」では、ミロやマグリット、デュシャンなどシュルレアリスムにかかわった作家の作品群も展示される。
3. 関連事業として講演会、コンサート、学芸員によるギャラリートークを開催
(i)コンサート「ダリを想って~影響し影響された音楽」
日時:3月15日(土)18:30〜19:30 ※要事前申込
協力:よこすかの音楽家を支援する会
(ii)学芸員によるギャラリートーク
日時:2月24日(月・休)、3月8日(土)
※上記は全て参加費無料(ただし、観覧券が必要)
※申込方法等、詳細は美術館公式サイトをご覧ください。
海に面した開放的なミュージアム

横須賀美術館は、市制100周年を記念して2007年に開館した。建物は、県立観音崎公園の豊かな緑が三方を囲み、目の前には東京湾が広がる恵まれた環境の中にある。
館内でも常に周囲の自然が感じられるよう、天井や壁面に大小の丸穴が開けられ、開放的な空間となっている。 海側からと山側からのどちらからもアプローチ可能で、通り抜けできるようにされたことで、周辺散策と展覧会観覧のどちらも楽しめるのが特長。
観音埼灯台や砲台跡などを巡りながら、 自然と歴史と美術の深いつながりが感じられるこの美術館で、ゆったりとした時間を過ごしてほしい。

[information]
生誕120周年 サルバドール・ダリ ―天才の秘密―
・会期 2月8日(土)〜4月6日(日)
・会場 横須賀美術館
・住所 神奈川県横須賀市鴨居4-1
・時間 10:00〜18:00
・休館日 3月3日(月)
・無料観覧日 2月16日(日)
・観覧料 一般1,400円、高校生・大学生・65歳以上1,200円、中学生以下無料
※所蔵品展、谷内六郎館も観覧可
※市内在住または在学の高校生は無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添1名は無料
・TEL 横須賀市コールセンター 046-822-4000(月~金曜日/8:00~18:00、土日祝休日/8:00~16:00)
・URL https://www.yokosuka-moa.jp/