展覧会

TUAD ART-LINKS 2023 
伊藤百香 世界を優しさで抱きしめたい

会場
REIJINSHA GALLERY
会期
2/24(金)〜3/10(金)

1992年、山形県蔵王山の麓に公設民営の大学として開学した東北芸術工科大学。「TUAD ART-LINKS 2023」は、作家活動を続ける卒業生たちの個展やグループ展を支援する同学の事業だ。
そのプログラムの一環として、REIJINSHA GALLERYでは、2021年度の同学卒業生である伊藤百香の個展「世界を優しさで抱きしめたい」を開催する。
コロナ禍により大きく変わった社会構造や生活様式。争いで明日がどうなるか分からないという不安に苛まれる人々。「これらの絶望感に包まれて生きる人々を優しさで包みたい」という伊藤の純粋な想いがあふれた、斬新な切り口の日本画に期待が高まる。

2022年度 東北芸術工科大学卒業・修了研究/制作展

2021年度 東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展

作家ステートメント
“どんなに理想や希望を抱いていても、どうしようもならないことがあるのが私たちの生きるこの世界である。
それぞれ見えている視点や信念が異なるからこそ、私たち人間はいつまで経っても分かり合うことができず、今もどこかで争いを続けている。そんな絶望的な中でも考え続けることをあきらめなければ、誰かと歩んでいくことはできるのではないだろうか。
私は、この世界の「正義と悪」についてそれぞれの視点から考え、日々変わりゆく・移りゆくその姿を、「現代の宗教画」として描いている。”

我々を取り巻く社会情勢を、若きアーティストはどのように捉え、表現するのだろうか。ぜひ会場に足を運んで確かめていただきたい。

伊藤百花《どんな姿になってもボクだけを見ていてね》

《どんな姿になってもボクだけを見ていてね》岩絵具、水干絵具、アクリル絵具/パネル 22.0×27.3cm

 

伊藤 百香 Momoka Ito

1998年
宮城県生まれ
2019年
最上川。ここからはじまる山形(山形県美術館)
2021年
東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業
東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展最優秀賞受賞(東北芸術工科大学/山形)
2022年
TUAD ART-LINKS 2022(新宿高島屋/東京)
犬展(プライベイト/東京)
2023年
ドローイング展はつはる(新宿眼科画廊/東京)
TUAD ART-LINKS 2023 個展「世界を優しさで抱きしめたい」(REIJINSHA GALLERY/東京)

現在、宮城県にて制作

REIJINSHA GALLERY 作家ページ https://www.reijinshagallery.com/product-category/momoka-ito/

[information]
TUAD ART-LINKS 2023
伊藤百香 世界を優しさで抱きしめたい

・会期 2023年2月24日(金)〜3月10日(金)
・会場 REIJINSHA GALLERY
・住所 東京都中央区日本橋本町3-4-6 ニューカワイビル 1F
・電話 03-5255-3030
・時間 12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
・休廊日 日曜、月曜、祝日
・URL https://www.reijinshagallery.com