展覧会

Sereneの写実
森本草介・島村信之2人展

会場:ホキ美術館 会期:5/28(水)〜11/10(月)

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静かで、穏やかで、落ち着いた写実絵画の名手2人

“Serene”とは静かな、穏やかな、落ち着いたといった意味を持つ英語。かつて森本草介は、友人から自身の作品を「Sereneな絵だ」と評されたという。現在ホキ美術館で開催中されている企画展では、その逸話から”Serene” を展示タイトルに冠し、同館が選んだ” 静” を感じる作家2人による作品が展示されている。

Sereneの写実 A4フライヤー画像その森本草介と島村信之は、ホキ美術館が設立された頃から作品を所蔵している作家。薄塗りのフラットな絵肌、穏やかな風景画や、柔らかな光の表現の人物画……と、共通点も多い2人であるが、その作品を前にした者は時折、自分の周りが静けさに包まれるような、観ている自分が静かな空間に入り込んだような、不思議な感覚を覚えることがあるそうだ。
この2人展で実際に彼らの作品と対面し、ぜひ”Serene”を感じてほしい。

出展作家について

森本草介
ホキ美術館設立者の保木将夫が、写実絵画をコレクションするきっかけとなったのが、森本草介の写実絵画であった。
森本の作品は、その色合いが大きな特徴の一つ。「私の眼にはセピア色のレンズがはまっていて、見るものすべて好きなセピア色にみえるのです」と彼は過去に語った。その言葉通り、人物画、静物画、風景画、いずれの作品もまるでセピアベージュ色のフィルターを通したような、それでいて固有色を感じさせる不思議なセピア調になっている。
作品を描くときにはクラシック音楽を聴きながら描いていたという森本草介。時には自分でピアノを弾くこともあったそうである。

森本草介《コーヒータイム》画像

森本草介《コーヒータイム》 2007年


島村信之

島村信之は、作品の中で「光」を描き出すことを重視した画家。彼の作品では、人物画が特に人気があるが、人物画の他にロブスターや昆虫がモデルとなった作品も描いている。柔らかな佇まいの女性像とはギャップのある甲殻類の力強い作品は、発表当初はファンからも画廊からも非常に驚かれた。実は島村信之は昆虫のブリーディングをしており、クワガタやカブトムシは本人曰く「かなり身近なモチーフ」なのだそうだ。
展示されている作品の中で『ガイア』と『願う』は、昆虫やロブスターといった力強さのある作品を描いた経験を取り入れて制作された作品。白黒に見える画面は実は様々な色を混色して作られたグレーで描かれており、モノクロの静けさと同時に、生命感も感じさせる作品になっている。

島村信之《願う》画像

島村信之《願う》 2022年

 

同時開催(特別展示)

島村信之「夢の箱Ⅱ」を特別公開中
会場:ギャラリー8
会期:2026年11月まで
ホキ美術館では3年ごとに、作家に「自分の代表作になる作品を描いてほしい」と依頼し、描きおろされた作品を紹介する特別な展示室がある。それが、ギャラリー8「私の代表作」だ。
2023年11月に「第5回 私の代表作」として発表される予定だった島村信之の制作途中の作品が、遺族の厚意により特別に展示されている。
この作品は他の「私の代表作」作品と同じく、2026年11月までギャラリー8に常設される。

特別展示 中山忠彦
会場:ギャラリー6
会期:11月10日(月)まで
ギャラリー6では2024年9月に逝去した中山忠彦の作品を引き続き展示中。
展示作品は《花飾りの帽子》《トルコブルーの襟飾り》《燭台のある部屋》《壁掛けのある部屋》

ホキ美術館について

ホキ美術館-2ホキ美術館は世界でも珍しい写実絵画専門美術館として、2010年に千葉市緑区に開館した。保木将夫が収集した写実絵画作品約500点をコレクションとして収蔵している。
千葉市最大の公園である緑豊かな「昭和の森」に面した地上1階、地下2階の三層×計500メートルにわたる回廊型のギャラリーでは、森本草介をはじめ、野田弘志、中山忠彦など、約60名の現代作家による写実の名品約120点を常時鑑賞することができる。
建物の一部は空中に浮かぶ特徴的な構造となっており、建築物としても人気を博している。
ホキ美術館-2

[information]
Sereneの写実 森本草介・島村信之2人展
・会期 5月28日(水)〜11月10日(月)
・会場 ホキ美術館 ギャラリー1
・住所 千葉市緑区あすみが丘東3-15
・時間 10:00〜17:30(最終入館時間 17:00)
・休館日 火曜日 ※8月12日(火)・9月23日(火)は開館し、8月20日(水)・9月24日(水)振替休館
・入館料 一般2,100円、高・大学生・65歳以上1,600円、中学生1,000円、小学生以下800円(大人1人につき小学生以下2人まで無料)
・TEL 043-205-1500
・URL https://www.hoki-museum.jp/