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【美術館のカフェ】カフェテリアTARO(川崎市岡本太郎美術館)

カフェテリアTARO

カフェテリアTARO外観

丘陵地ならではの地形と里山の自然を活かした公園「生田緑地」内にある川崎市岡本太郎美術館。そこに併設されているのが「カフェテリアTARO」です。このカフェは1999年の美術館と共にオープンして以来、来館者だけでなく、公園を訪れた地域住民など多くの人々に愛されてきました。

カフェテリアTARO内観

明るくポップな印象の店内は、入るだけで心が躍ります。

店内は岡本太郎カラーである赤、緑、黄、青を使用した椅子が印象的で、大きな窓からは公園の緑を望むことができます。自然豊かな風景は、来店者からも「とても落ち着く」と好評です。

豊富なフードメニューをその日の気分でチョイス

たっぷり野菜のタコライス

たっぷり野菜のタコライス 1,100円(税込)

たくさんのフードメニューの中でも特におすすめなのは「たっぷり野菜のタコライス」。豚肉と牛肉の合い挽き肉をチリパウダー、ハラペーニョで炒め、数種類の香辛料で仕上げています。ボリューム満点の一皿ですが、食欲をそそるスパイシーな香りと、たっぷりの野菜でペロリと食べられます。

別腹デザートを堪能して

ストロベリーパフェ

ストロベリーパフェ 748円(税込)

食事の後には、ぜひデザートを。定番の「太陽のパルフェ」など人気のメニューももちろんおすすめですが、今回紹介するのはカフェいちおしの「ストロベリーパフェ」です。過熱処理をせず砂糖を加えた新鮮なイチゴをダイスカットにし、練乳入りのイチゴアイスと合わせたもの。アイスの甘さとイチゴの酸味が絶妙に溶け合った、大人はもちろん、お子様でも食べやすいパフェです。

美術館とのコラボメニューは要チェック

緑地のファーマーズパスタ

「第25回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」コラボメニュー ファーマーズパスタ~緑地のペペロンチーノソース~ 1,100円(税込)

美術館とのコラボメニューも充実。現在開催中の企画展「第25回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」とのコラボメニューは「ファーマーズパスタ~緑地のペペロンチーノソース~」です。パスタの上に彩り鮮やかな野菜がトッピングされ、展覧会同様に目でも楽しめる一品。今後も企画展ごとにコラボメニューが提供される予定なので、訪れるたび新しいメニューに出会えるでしょう。

春の麗らかな陽気の中、アートと自然が融合した「カフェテリアTARO」を訪れてみてはいかがでしょうか。

カフェテリアTARO
住所 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
TEL 044-900-6155
時間 10:00~17:30(12月~2月 17:00)
休業日 美術館休館日に準ずる
HP https://www.taromuseum.jp/cafeshop.html

川崎市岡本太郎美術館

川崎市岡本太郎美術館内観

1911年、岡本太郎は漫画家の岡本一平と歌人で小説家の岡本かの子の長男として、神奈川県橘樹郡高津村(現在の川崎市高津区二子)に生まれました。
1991年に川崎市市民ミュージアムで行なわれた展覧会『川崎生まれの鬼才―岡本太郎』を機に、川崎市が岡本太郎から主要作品352点の寄贈を受け、美術館の建設を決定。そこから8年後の1999年に川崎市岡本太郎美術館が開館しました。

この美術館は、生田緑地の豊かな自然と芸術が融合した、岡本太郎をはじめとする様々な芸術作品が五感で楽しめる「体験型美術館」です。四季折々の自然と岡本太郎の創作のエネルギーを感じることができます。

川崎市岡本太郎美術館彫刻

館のシンボルでもある『母の塔』

現在、約1800点のコレクションを所蔵。同館では、「岡本太郎と一平・かの子の芸術」を紹介する常設展、岡本太郎芸術の「より深い顕彰」「周辺作家や時代との関係性」「芸術と社会の関わり」をテーマとした企画展、次世代を担う作家の発掘を目的とする公募展「岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」の3種類の魅力的な展覧会が開催されています。岡本太郎のファンも、そうでない方も楽しめること間違いなし。魅力的な展示を体感しに、足を運んでみましょう。

川崎市岡本太郎美術館
住所 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
TEL 044-900-9898
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は除く)、祝日の翌日(祝日の翌日が土日にあたる場合を除く)、年末年始、他に臨時休館日あり ※詳細はHPをご覧ください。
URL https://www.taromuseum.jp/

企画展「第25回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」

第25回岡本太郎賞 吉元れい花 《The thread is Eros, It’s love!》

第25回岡本太郎賞 吉元れい花 《The thread is Eros, It’s love!》/画像提供 川崎市岡本太郎美術館

1954年に出版された岡本太郎著『今日の芸術』。この本には、「時代を創造する者は誰か」というサブタイトルが付けられていました。1996年の岡本没後間もなく創設された「岡本太郎記念現代芸術大賞(2006年岡本太郎現代芸術賞に改称)」は、彼の遺志を継ぎ「時代を創造する者は誰か」を問うための賞です。

第25回岡本敏子賞 三塚新司 《Slapstick》

第25回岡本敏子賞 三塚新司 《Slapstick》/画像提供 川崎市岡本太郎美術館

25回目をむかえた今回は、578点の応募の中から厳正な審査の結果24名(組)が入選を果たしました。21世紀における芸術の新しい可能性を探るこの展覧会は、岡本太郎の言葉を借りると「ベラボーな」作品たちを楽しめるまたとない機会なのです。

企画展「第25回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」
会期  2022年2月19日(土)~5月15日(日)
観覧料 一般700円、高・大学生・65歳以上500円、中学生以下は無料
※常設展「岡本太郎と夜―透明な渾沌」もご覧いただけます。【5月8日(日)まで】
休館日 月曜日(5月2日を除く)、5月10日(火)、5月11日(水)