美術館

【美術館のカフェ】Musée KARATO
(大阪中之島美術館)

今年早春に誕生した大阪中之島美術館。ここに、「美と健康と美味しさ」を大切にしたカフェレストラン「Musée KARATOミュゼカラト」が8月10日にグランドオープンを迎えます。Musée KARATOを手掛けるのは、「野菜の美食」がコンセプトの名店「リュミエール」などを展開する大阪のリュミエールグループ(代表・唐渡泰氏)。展覧会とコラボレーションしたメニューの開発などにも力を入れ、アートにも着目した料理を提案するという新しい試みに取り組みます。

 

大阪メトロ「肥後橋」駅から西へ徒歩10分、「淀屋橋」駅より徒歩15分。大阪の街並みを楽しみながら、大阪中之島美術館へ向かいます。美術館の1階にあるMusée KARATOは、開放感あふれるテラス席を有するカフェ&レストラン。店内は、アーティスティックなオープン席のほか、個室空間のプライベート席も備えています。

リュミエールグループは、これまでも「野菜の美食」をコンセプトに料理づくりに取り組んできました。「野菜の美食」とは、材料に野菜だけしか使わないというものではなく、体に良い「ご馳走」のことです。昨今、塩分摂取量を控えたり、グルテンフリーの料理が注目を集めるなど、体に負担のかからない食事を心がける人が増えています。

全国から厳選された食材で作られるフレンチ料理が人気を博し、リュミエールは「ミシュランガイド」発刊以来、12年連続で星を獲得。
美術館内にオープン予定のMusée KARATOは、味はもちろんのこと、見た目にも工夫を凝らしたメニューを楽しむことができます。ランチは数量限定の特別なメニュー。期待がますます膨らみます。

全ての人がリラックスできる空間を目指すMusée KARATO。料理だけでなく、アフタヌーンティーセットやこだわりのドリンクもいただけます。

特に、フランスの随一の紅茶ブランド「ダマンフレール(DAMMANN FRÉRES)」の紅茶は、種類豊富に取り揃えています。ダマンフレールは1692年、ルイ14世から国内における紅茶の独占販売権を与えられて以来、フランスで愛され続けているブランドです。その華やかな香りと味わいは、日常を優雅に彩ってくれることでしょう。

そのほか、カクテルやビール、ワインなども料理やシーンに合わせて選ぶことができます。

「野菜の美食」と「アート」を融合させた、新たな世界観でフレンチ料理を楽しめるMusée KARATOは、美術館にお出かけの際はもちろん、展示エリアに入場せずとも利用することができます。特別な日や、午後のティータイムなど、いろいろなシーンで素敵な時間を演出してくれることでしょう。

※実際のメニューは写真と異なる場合があります。
※8月7日(日)まではテラス席のみ営業
時間 11:00〜18:00(L.O. 17:00)
定休日 月曜日(8月8日、9日は全面休業)

Musée KARATO
住所 大阪市北区中之島4-3-1 大阪中之島美術館 1階
TEL 06-6940-7025
時間 11:00〜21:00 ※入店は19:30まで(L.O. 20:30)
定休日 なし
URL https://musee-karato.com
※予約受付中、ただしテラス席は予約不可

 

・大阪中之島美術館

中之島美術館

1983年、今から約40年ほど前に大阪市制100周年を記念し近代美術館建設の構想が始まりました。それが現在の大阪中之島美術館です。長年の準備期間を経て、今年ついにオープンを迎えました。

同館は、19世紀後半から今日に至る日本と海外の代表的な美術とデザイン作品をコレクションの核としながら、地元大阪で繰り広げられた豊かな芸術活動にも目を向け、約5000点の寄贈作品と購入作品をあわせた6000点超のコレクションを所蔵しています。数ある所蔵品の中でも、佐伯祐三の名作、モディリアーニの裸婦像、具体美術協会のリーダー・吉原治良の作品、海外作家の代表作などは、国内外で高く評価されています。

  • 吉原治良《作品》画像
    吉原治良《作品》1965年  アクリル/キャンバス  181.8×227.5cm 大阪中之島美術館蔵

美術作品のほかにも、同館は近現代のデザインの名品も多く所蔵しています。19世紀から20世紀初頭の、モダンデザインの潮流に乗った作品群に加え、2012年には、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックやアルフォンス・ミュシャなどの貴重な作品を含むサントリーポスターコレクション(約18000点)が寄託されました。これによってすでに所蔵している家具や食器などと合わせて、世界有数のデザインコレクションが形成されたのです。

左/チャールズ・レニー・マッキントッシュ《楕円形笠木のハイバックチェア、アーガイル・ストリート・ティールーム》1896–97年
ステイン仕上げのオーク、いぐさと馬毛の座 137.0×51.0×47.5cm 大阪中之島美術館蔵
右/アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》1891年 リトグラフ:紙 191.0×117.0cm
サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)

 

・住所 大阪市北区中之島4-3-1
・TEL 06-6479-0550(代表/9:15〜18:00)
・時間 10:00〜17:00(展示室への入場は16:30まで)※展覧会により異なる
・休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日休館)
・URL https://nakka-art.jp

・展覧会情報

──大阪中之島美術館 開館記念「みんなのまち 大阪の肖像」第2期/「祝祭」との共鳴。 昭和戦後・平成・令和

 

早川良雄《第11回秋の秀彩会》画像

早川良雄《第11回秋の秀彩会》1953年 大阪中之島美術館蔵

 

「みんなのまち 大阪の肖像」は、大阪中之島美術館のある「大阪」を舞台にした展覧会。
8月6日から開催される第2期を〈「祝祭」との共鳴。 昭和戦後・平成・令和〉と題しています。焼野原から人々が力強く立ち上がった戦後復興期、1970(昭和45)年の日本万国博覧会、そして現代へ。起伏の激しい時代を生きるまちと、その表情に焦点を当てた展覧会です。2025(令和7)年には2度目の万博を迎える大阪。このまちの発展と変貌の軌跡を、絵画、ポスター、家電、実物大工業化住宅など作品・資料約300点によって一望することができます。

やなぎみわ《案内嬢の部屋 B1》画像

やなぎみわ《案内嬢の部屋 B1》1997年 大阪中之島美術館蔵

世代を超えてなお、個性豊かな「みんなのまち」であり続ける大阪の魅力を、広く深く掘り起こすこの展覧会。戦後から今日までの間に見せた多彩な“肖像かお”とともに、過ぎし日の大阪をめぐる時空の旅へ出かけましょう。

[infomation]
大阪中之島美術館 開館記念「みんなのまち 大阪の肖像」第2期/「祝祭」との共鳴。 昭和戦後・平成・令和
・会期 2022年8月6日(土)〜10月2日(日)
・時間 10:00~18:00(入場は17:30まで)
・休館日 月曜日(9月19日を除く)
・観覧料 一般1,200円、高大生800円、小中生無料
※障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は各料金の半額(要証明)
「展覧会 岡本太郎」との相互割引あり
・TEL  06-4301-7285(大阪市総合コールセンター/8:00〜21:00、年中無休)
・URL https://nakka-art.jp/exhibition-post/osaka-portrait-2022/

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